最終更新日: 2024年6月28日
コーポレート・ガバナンスの基本的な考え方
当社は、当社グループの経営理念として "「こころ、はずむ、おいしさ。」の提供" を掲げるとともに、その実現に向けた行動指針を定めております。 当社は、この経営理念及び行動指針のもと、経営環境の変化に的確に対応し、全てのステークホルダーの立場を踏まえ、持続的な企業価値の向上を実現することを、コーポレート・ガバナンスの基本的な考え方としております。
コーポレート・ガバナンス体制
当社の取締役会は、取締役8名のうち2名を独立性の高い社外取締役で構成し、経営に多様な視点を取り入れるとともに、経営の監督機能の強化を図っております。また、当社は監査役会を設置しており、監査役3名のうち3名を社外監査役で構成し、独立性の高い社外監査役が取締役の職務執行を監査することで、経営の監視機能の充実を図っております。なお、当社は執行役員制度を導入しており、経営戦略立案機能と業務執行機能を分担することで、取締役が経営と監督に注力できる体制を構築し、権限委譲に伴う意思決定のスピードアップと活力ある組織運営を行っております。
取締役会
社内取締役6名(森村剛士、吉田泰弘、近藤康弘、今田勝久、関進、粟野裕)と、社外取締役2名(赤堀博美、菅野豊)で構成され、社外監査役3名(金谷浩史、小田嶋清治、青戸理成)も参加しております。経営の監督機関として月1回定時取締役会を開催するほか、必要に応じて臨時取締役会を開催します。代表取締役社長(森村剛士)が議長を務め、活発な議論を尽くしながら、経営上の重要な意思決定及び取締役の職務執行の監督を行います。なお、取締役会の諮問機関として、指名・報酬諮問委員会とグループ経営検討会を設置しております。取締役会は、「取締役会規程」に基づき、当社の経営に関する基本方針、重要な組織、制度及び業務執行に関する事項、株主総会から委任された事項の他、法令及び定款に定められた事項を決議し、また、法令に定められた事項及び重要な業務の執行状況につき報告を受けます。
2023年度(2023年4月~2024年3月)は計17回開催し、各回に構成員の全員が出席しております。主な検討事項は以下の通りとなります。
・長期ビジョン、次期中期経営計画策定
・海外を含めたエバラ食品グループの事業戦略、重要な投資案件
・サステナビリティ推進
・新人事制度の運用
・コンプライアンス・リスク管理体制の運用等
監査役会
金谷浩史、小田嶋清治、青戸理成の監査役3名(うち社外監査役3名)で構成され、常勤監査役(金谷浩史)が議長を務め、法令で定められた事項の協議及び決定のほか、取締役会付議事項の事前検討、常勤監査役の監査状況の報告と意見交換、会計監査人との情報共有等を行います。
2023年度(2023年4月~2024年3月)は計14回開催し、各回に構成員の全員が出席しております。その主な活動は以下のとおりです。
・監査役会議長・常勤監査役・特定監査役選定、監査計画の策定、決議
・「会計監査人の評価基準、監査役会監査報告書、会計監査人再任の適否」 の決議
・代表取締役及び各取締役との意見交換会テーマの審議
・会計監査人による四半期レビュー報告
・監査報告、内部監査部門の四半期報告、リスクアセスメントの実施状況等
経営会議
業務執行の最高責任者である代表取締役社長を議長として、森村剛士、吉田泰弘、近藤康弘、今田勝久、関進、粟野裕の取締役6名(社外取締役を除く)で構成(森村剛士、吉田泰弘、半田正之、近藤康弘、今田勝久)され、取締役会が決定する事項以外の業務執行について、特に重要な事項の審議及び決定を行います。また、常勤監査役も出席し、適正なガバナンスの観点から、必要に応じて意見を述べます。
指名・報酬諮問委員会
取締役及び監査役の指名並びに取締役の報酬等に係る取締役会の機能の独立性と客観性及び説明責任を強化するため、委員長である専務取締役(吉田泰弘)と独立社外取締役2名(赤堀博美、菅野豊)で構成され、取締役及び監査役の候補者指名に関する事項、取締役の報酬等に関する事項について審議し、その結果を取締役会に答申します。
2023年度(2023年4月~2024年3月)は計7回開催し、各回に構成員の全員が出席しております。その主な活動は以下のとおりです。
・2023年度取締役スキルマトリックスに関する審議
・2023年度取締役報酬に関する審議
・2024年度経営体制並びに取締役選任候補に対する審議
・2024年度以降の役員報酬制度全般に関する審議
グループ経営検討会
株式会社エバラビジネス・マネジメント代表取締役社長(関進)を議長として当社及び関係会社の代表取締役並びに当社代表取締役が必要と認める者で構成(森村剛士、吉田泰弘、半田正之(株式会社横浜エージェンシー&コミュニケーションズ代表取締役社長)逸見之人(株式会社エバラ物流代表取締役社長)他)され、グループ経営基盤の強化のため、グループ経営上の戦略方向性やリスク管理等について審議し、その結果を取締役会に答申します。
サステナビリティ委員会
社内取締役6名(森村剛士、吉田泰弘、近藤康弘、今田勝久、関進、粟野裕)、社外取締役2名(赤堀博美、菅野豊)、グループ会社代表者(株式会社エバラビジネス・マネジメント代表取締役関進)並びにオブザーバーとして常勤社外監査役(金谷浩史)で構成され、代表取締役社長(森村剛士)を委員長として当社グループのサステナビリティにおける重点課題の解決に向けた施策を推進するため、方針・目標・戦略の策定や目標の進捗管理・個別施策等について審議します。
監査室
代表取締役社長直轄の独立した内部監査部門として、内部監査規程に則り、業務活動が法令・諸規程等に準拠し、適正に行われているか監査するとともに、内部統制の整備・運用状況の有効性等について毎年度計画的に評価を実施します。
内部統制委員会
当社は、取締役会決議により「取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その他株式会社の業務の適正を確保するための体制整備」(以下、内部統制基本方針)を定め、「内部統制委員会」を設置しております。「内部統制委員会」の役割は、当社グループの経営理念及び行動指針のもと、以下に掲げる事項を審議し、内部統制システムの有効性検証を行い、当社グループにおける強固な内部統制システムを構築していくことにあります。
1.財務報告の信頼性に関する事項
2.業務の有効性及び効率性に関する事項
3.事業経営に関わる法令の遵守に関する事項
4.資産の保全に関する事項
5.その他、内部統制システムに関する事項
コーポレート・ガバナンスに関する報告書(2024年6月28日提出)[PDF:913KB]